群馬県庁で農林水産業関係機関成果発表会が開催されました。私は蚕業分科会への出席。
遺伝子組み換えや、新飼育台、育成事業の発表などがありました。
今回の発表は5つの群馬県の5つの農林水産業関係機関の研究成果を報告するもの。
研修でもお世話に成った蚕糸技術センターさんが発表されていました。
県庁での養蚕発表会の会場の様子 |
会場はご覧のとおり、結構な賑わいでした。県内外の養蚕関係者がズラーッと勢揃い。
蚕業分科会の発表項目は下記の5つ。
- 遺伝子組換えカイコは農家で飼えるか?第一種使用承認への取組
- 新規参入者向け飼育台の作り方と現地での利用例
- 群馬オリジナル品種の蚕種製造と品質管理
- 世界遺産と連携した蚕糸業継承対策の取組
- 多様な担い手の育成-事例紹介
やはり参加者の皆さんの最大の関心は遺伝子組み換えカイコについてのようです。
付加価値を高めた蚕種の研究については順調に進んでいる印象を受けますが、遺伝子組み換えという自然界にはない品種の製造です。生物多様性の確保を図るため、配慮が必要です。
具体的にいうと、遺伝子組み換えカイコを飼育するにあたり、蚕室などのハード面の整備をしっかりおこなう必要があるということ。現在はその部分をどのようにルール決めしていくのか、農家が飼育することにより自然界への影響がどの程度あるのかを研究しているようです。
では、これから養蚕業に新規参入する私たちはどのように準備を進めるべきか。
それはおそらく・・・
遺伝子組み換え蚕うんぬんはさておき
まずはしっかりお蚕を育てられる技術を身につけるべき!
遺伝子組み換え蚕はおそらく、現在の普及している蚕種よりも飼育が難しいと思われます。通常蚕種を満足に育てられなければ、組み換え蚕も育てることができない。。。
まずは、しっかりと足元を固めていきたいと思います。
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