火事に遭遇したので備忘録

119番通報するという貴重な経験をしたので、備忘録も兼ねて書き残しておく。
結論から先に言っておくと「火事まじで怖いっす。気をつけましょう」ってこと。

火災との遭遇は突然に。

事件がおこったのは12/11(日)の夜、高崎市の上奥平という結構な山のなか。位置関係のイメージは観音様の裏のあたり。

観音様の裏を抜けるこの山道ルートはクネクネしてるし道幅が細いけど、信号がなくて早いから時たま通ったりする。曲がるところが難しいので、いつも手探りだったりするのだけど。(後からわかった事だけど、どうやらこの時も道を間違えていたらしい。)

この日もボケーっと日没すぎの山道を走っていると、あたりが急に明るくなる。

燃えている。山の斜面が燃えている。焚き火とかそーゆーレベルではなく。

幸いなことに火力もそれなりで風も弱い、だけどいかんせん面積がひろい。

「誰かいるんですかー！？？？」とっさに声がでた。

返答がない。消防車を呼ばなきゃ、携帯から119ってできるんだっけ？

できた！

「火事ですか？救急ですか？」というドラマの中で聞いたことがあるフレーズ。

「火事です。山が燃えています。すいません、土地勘がないのですが、観音山の裏です。」

その後も現場の詳細な場所や火事の状況を聞かれたのだけど、、、土地勘はないしボケーっと走っていたのでここがどこなのかいまいちわからない。(しかも道まちがえてたし)

「あ、電信柱に住所がありました。上奥平って書いてあります。」

すぐに救急車が出発してくれたけど山の中なので10分以上かかるらしい。現場の近くで車のハザードを焚いて待機ということで電話を切った。

2016年12月11日 18時44分 火災発生のお知らせ
配信先 「 吉井地域 」12月11日 18時37分頃
高崎市吉井町上奥平地内で火災(林野火災)が発生しました。
消防車が出動しています。付近の皆様は十分注意してください。
多野藤岡広域消防本部 (たかさき安心ほっとメールより)

その後、遠くの方から防災無線が聞こえてきた。どうやらこの火事を伝えているようだった。

情報を聞きつけた近所の人もやってきた。現場から数百mのところに住んでいるのに火事に気づいていなかったらしい。

消防車が到着したのは通報から20分後くらいだった。


そこからはもう怒涛でした。1台、また１台と消防車がやってきてアッという間に鎮火。どうやら地元(吉井)の消防団にも招集がかかったみたいで10台以上の消防車とたくさんの消防団員が駆けつけてくれました。まるでワンピースのバスターコールみたいに。

日曜日の夕食どき。各家庭でお父さんたちは家族の団らんをすごしていたかもしれない。それを招集１つで命をかけて火に飛び込んでいく。消防団ってかっこいいなーって改めて感じました。

なにを隠そう私の父親も消防団の団長までやった人だし、今はお兄ちゃんが消防団にはいっている。地域を守ろうとする隠れたヒーローによって私たちの安全は守られているというわけである。ありがとう。

2016年12月11日 20時08分 火災鎮火のお知らせ
配信先 「 吉井地域 」12月11日 18時37分頃
高崎市吉井町上奥平地内で発生した火災(林野火災)は２０時０５分に鎮火しました。
多野藤岡広域消防本部  (たかさき安心ほっとメールより)

火もだいたい落ち着いてきたタイミングで、警察の方と消防の方からそれぞれ質問ぜめ。名前とか住所、職業、発見時の状況や、怪しい人を見なかったかとか、なぜここを通ったのか、とかとか。ついでに火災現場を指差した写真とかも撮られた。(おそらく報告用に使うのであろう。)

私も伊達にドラマや漫画を読み漁っているわけではない「まずは第一発見者を疑え！」が原則である。少なからず"君が放火したんちゃうん？"って疑われているかもしれないと思いつつ、帰宅しました。もちろんヤってない。



「なにかあったら電話します」と言われているけど、まだ何の連絡もない。

その後のお話。

新聞にも火事の様子が載ったみたい。

通りがかりの男性(30)が119番。雑木林の枯れ草や 枯れ葉などが1000平方メートル程度にわたって燃えた。けが人はおらず、家屋への延焼もなかった。高崎所が出火原因を調べている。

どーも通りがかりの30歳男性です。けが人も家屋への延焼もなくてよかった。

まとめ

火事こわいっす。今回は被害が少なかったとはいえ、全部を奪っていくからね。

「火事が起きたらどうしよう？」って考えるのも大切だけど、「火事がおきないように気をつける」ってのを日頃から注意しなければいけませんね。

皆さんも火の用心でお願いします。